皆さまこんにちは。
SSゼミナール寝屋川校の原田でございます。
http://sszemi-neyagawa.com/blog/blog/135/
前回ブログの続き、成績の上げ方について。
結論からいきます。
成績を上げる方法、それは。
目次
①自分のレベルに合った問題を
②徹底的に反復する
これだけです。
「なんや、全然大したこと言うてへんやん!!」
と思われた方も多いかと思います。
しかし、これに尽きるのです。
逆に言えば、成績上がっていない人はこの2つが出来てません。
そして、断言しましょう。
生徒、保護者、講師も含め9割以上の人が↑のことについて正しく理解できていません。
自分のレベルに合った問題とは?
「その子に合った問題を見極める」
塾講師や家庭教師など成績を上げる仕事のうち9割はこれ!と言っても過言ではないかもしれません。
「自分のレベルに合った問題」とは、なんでしょうか?
そもそも問題にはレベル(段階)があることをご存知でしょうか。
大学受験の問題集には☆マークで難易度を表しているようなテキストも多くありますし、
小学生中学生向きの問題集にもたいてい、「基礎」「標準」「応用」のような表記も見られますよね?
それでもいいんですが、かなりアバウトじゃないですか?
標準問題の中でも難しそうなものもあれば簡単そうなものもある。
また、あれはあくまで入試問題を基準としたうえで作られているので、
あなたにとっての「標準」問題かどうかは分かりませんし、
あなたにとっての「☆☆☆」レベルかどうかは分かりません。
肝心なのは、その問題が、
“あなたにとって適正レベルかどうか”
ではないでしょうか。
簡単に言うと「レベル3の人」は、問題のレベルも3~5に集中するべきで、
レベル1とか2とか8とか9の問題はやる必要はないですよね。
それも科目によって、あるいは単元によってその人のレベルは変わります。
なのに、自分のレベルや問題のレベルもわからないままとりあえず、しらみつぶしにレベル1~10全部やろうとしているというのが現状だと思います。
そして多くの人が誤解している、
「基礎」の認識について。
基礎というとどんなイメージがありますか?
「基礎」=「簡単」と捉えていませんか?
そうではありません。
某有名予備校講師の方がこんなことをおっしゃっていました。
「基礎」=「1つでもわからないところがあれば終わり」
つまり99%の理解ではだめで、100%理解して初めて使えるもの。
家などの建物は、基礎の工事にたった1つでも落ち度があれば、欠陥住宅になっちゃいますよね。勉強も同じです。
そして私はさらにこう付け加えたいと思っています。
100%理解している状態とは、考えなくても瞬間的に浮かぶ状態。
あるいは人に説明できるレベルに達して初めてクリアといえるもの、それが基礎。
例えば、「1+1=?」という問題。
もう2以外ありえないですよね?
「いちたすいちは、なな!」って言ってみてください。
気持ち悪くてしょうがないですよね笑
100%理解とは、このレベルです。
それ以外の答えは考えられない、というかもはや気持ち悪い!
考えるよりも先に解答や解法が浮かんでくる。
これぐらいの状態までもっていくことが大事です。
この「基礎」がまぁできていない!!!
100%分かったつもりになっているが、実際は90%とか、80%理解みたいなことが非常に多い!!
この残りの数%の不理解が後の伸び悩みや、つまづきに繋がります。
例えば、中学2年生で習う連立方程式。
2x+3y=5
-3x+2y=-1
これはさすがに解けるわ!という人でも
3(2x+3y+1)-(2x-5)=11
2(4x-7y)+3(x+5y-8)=8
とか
2.1x+0.3y=-7.5
0.08x+0.04y=-0.2
になるとミスしたり、解けなくなる人がいます。
ここに分数が混じってくるともうお手上げ!なんて人も。
これはほとんどの場合、
小学生の四則計算や分数の扱い、中1の正負の計算の理解が100%でないことが原因です。
なのでそういう人のレベルに合った問題は連立方程式ではなく、小学生の復習なのかもしれません。
(私が見てきた中学生の9割近くが小学生の内容を完全理解できていません)
にもかかわらず、
多くの人が学校の進度に合わせて自分が集中するべきレベル以上の問題を解こうとしている。
結果、1問あたりにかかる時間が長くなる、あるいは「分からない」「出来ない」が連発する。
すると心理的負担が大きくなり、集中力が続かず、挫折する。
そして勉強がおもしろくなくなる。やらなくなる。
だから成績上がらない。余計おもしろくなくなる。以下負のスパイラル。
これはあくまで例ですが、高校生でも原理は同じです。数学以外の科目でもまた然り。
「easy」この意味は分かりますよね?では、「statue」「depend」「merchant」は?
これは全て中学レベルの英単語です。考えて答えてるようじゃダメ!
英単語でも「easy」を見たときのように、視界に入った瞬間にその意味が100%の状態でわかるようにすることが重要です。
そして、中学英語も完璧じゃないのに、いきなりシ●単とか、ターゲ●トとか手を出さない!笑(中学レベルといっても意外と難しいですよ!)
世の中に出回っている「基礎」と書かれた参考書や問題集でさえ、
そのレベルに追い付いていない学生はごまんといるというのが私の考えです。
なぜこのような問題が起きるかというと、
教える人も、教材を作っている人も元々勉強ができるひとたちだからです。
やるべきは基礎の基礎の基礎の基礎!!!super basicです!!
勉強法に関する書籍は20~30冊は読み、YouTubeの勉強系動画も観ました。
色んな塾さんや、予備校の先生のお話も何度か聞きにいきましたが、
結局、言ってることは皆さん同じ。
中でも「自分のレベルに合った問題に集中する」ここが肝だと感じています。
なので、「なかなか成績が上がらず苦労している」「勉強何から始めていいか分からない」という人は、
「理解はできるけど、サクサク解けない」レベルの問題まで遡ってやってみてください。
お子様4人全員を東大合格に導いた佐藤亮子さん曰く、
「8割スラスラ解けて、2割考える」問題集があなたにっとって1番伸びる問題集だそうですよ。
例えばSSゼミナール寝屋川校では100マス計算は足し引きかけ算は「1分半」が合格ライン(大人でも意外と難しい!)
ネットで無料ダウンロードできるのでぜひ一度お試しあれ。
そして実はこの「自分のレベルに合った問題に集中する」だけでは成績は上がりません。
次回は残りの
「徹底的に反復する」
について書かせていただきます。
またまたつづく笑
余談ですが、
↑はチクセントミハイのフロー状態についての図。
フローとは、時間を忘れるほど何かに没頭した集中状態をさします(スポーツで言うゾーンのようなもの)
フロー状態に入るためには、「自身の能力(スキル)」と「課題のレベル(チャレンジ)」とのつり合いが最重要。
勉強、スポーツ、仕事全てにおいてあてはまりますよね。
このフロー状態にもっていくように環境を整えてあげることが私たちの役目のひとつだと考えています。
ちなみに私の大学時代の卒業論文のテーマでした。めちゃくちゃおもしろいのでご興味ある方はぜひ!
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