量から質への転換


皆さまこんにちは。

SSゼミナール寝屋川校教室長の原田です。

 

最近は毎日、夏の面談を実施中。

「この夏で私は天才になる!」

「オレ、夏明けの模試で偏差値20上げるわ!」

皆、やる気に満ち満ちております。


さて、最近の授業で私が意識していること、それは

「量から質への転換」

です。

 

世の中には「量質転換」という言葉があります。

質を高めるためにはそれ相当の量をこなさなければいけない。

これは真実だと思います。

 

スポーツも仕事も勉強も同じ。

効率よく物事をこなそうと思えば、まずは量をこなす必要があります。

 

しかし、一方でそこまでたどり着ける人はごく僅か。

中学生の勉強においては頭の良し悪しよりもやってるかやってないかの差だけ。

つまり多くの人が「やっていない」ということ。

 

なぜそこまでやれないかと言えば、

シンプルに「つまらない」「面倒くさい」

あるいは「そこまでやる意味が分からない」という理由がほとんどでしょう。

 

「結果を出すまではつまらないけど、我慢しましょう。」

とにかく耐えて、とにかく量をこなしましょう。

意味は分からなくてもとりあえずたくさん覚えよう。

これが従来までの教育の方針だったと思います。

 

結果を出すためのアプローチとして、

「授業を増やしましょう」

「宿題を増やしましょう」

多くの場合がこの「勉強量を増やす」という解決策がほとんどではないでしょうか。

 

当たり前といえば当たり前の話ですが、

本当にそれがベストな解決策でしょうか。

 


勉強時間が長ければ長いほどいい?

 

例えばこんな二人がいるとします。

A:成績は上がっていないけど、学校から帰った後も毎日塾に行き、毎日3時間は必ず勉強する子。

B:1日の勉強時間はほぼ0。友だちと遊んだりスマホばかり触っているが、テストではきちんと結果を出す子。

 

わが子がどちらか一方だとすると、皆さまどちらの方が良い子だと思いますか?

 

これだけの情報では判断が難しいかもしれませんが、

Aさんがいいと思う方が多いのではないでしょうか。

 

勉強の場合、

この「量をこなす」ということに価値を置きすぎているのではないかと思います。

 

社会に出たあとを考えると、

A:毎日残業ばかり、誰よりも長く働いているが全く成果が出ない人

B:定時にはきっちり帰るが、成果はしっかり出す人

と考えると、より価値が高いのはBさんではないでしょうか。

 

つまり、質を高めるために量をこなすという考えは正しいが、

意味のないことや無駄なことにばかり盲目的に時間を割いて、効率や生産性を追求しないことは悪である。

ということです。

 

もちろん、イチローでもあの境地に至るまでに散々遠回りしてきたはずです。

しかし、ただ無意味に「素振りの数をこなせばうまくなる」とは考えていなかったはずです。

 

話が遠回りしましたが、

勉強において、努力の意味を「ただ量をこなすこと」とはき違えている人が多いのではないかと言いたいのです。

 

最終的に目指すべきは、

「最小の時間で最高の結果を出す」

ことです。

 

塾も親も子もここは外してはいけないと思います。


「なぜ間違えたのか?」を考えさせる授業

先日、中3生の数学の一斉授業にて、「連立方程式」という問題を扱っていました。

 

これは中学数学の計算問題においての”超ド定番”の範囲で、

ほぼ全員がその解き方を知っています。

しかし、いざテストをしてみると、正答率は意外と低い。

 

いわゆる「ケアレスミス」が起きます。

符号を間違った、途中の引き算を間違えた、代入するところを間違えた等々。

時間をかけてゆっくりやれば解けるが、時間制限の中で一発でスムーズに正解までたどり着くのが意外と難しい様子。

 

解けなかった子に対して、

「はい、じゃああと宿題!このページ100回解いてきて~!」と言うのは簡単です。

ただ、ここでも量のアプローチから脱却したいと考えていた私はある提案を。

 

 

全く同じ問題を一人ずつ前に来させてホワイトボードに解かせてみました。

いつもやっている自分のやり方で、いつも通りに解く。

そしてそれ以外の生徒は人が解いているところをじっくり観察して、

「どこでミスが起きやすいのか」あるいは「ミスを未然に防ぐためにどんな工夫をすればよいか」を考えてもらうことにしました。

 

というのも、

生徒が解くところをじっくり眺めていると、

ミスしやすい子にはその計算過程にいくつか共通点があるのが分かります。

 

字が汚い、字が小さい、余白がない、重要なところをはしょる、重要でないところを長々と書く、計算の流れが分かりづらい(あっちに書いたりこっちに書いたり)、行から行への計算操作の記載がない(①の式に6をかける、②のxに3を代入するなど)、問題文を書かない、問題文に上書きする、間違えたところを消しゴムで消さない、等々

 

今までは、私のおすすめする解き方(ミスしにくい工夫)を伝え、そのやり方で統一させようとしていたのですが、

これがなかなかうまくいきません笑

 

というのも、

出来ない子ほど今まで自分がやってきた解き方(=ミスしやすいやり方)を押し通そうとするのです笑

 

それを見るたびに、

「オレの言ってるやり方さえやれば絶対ミスせえへんのに!!」

「なんでオレの言うこと聞かれへんねん!!」

「だからミス直れへんねん!」

そんな風に思っていました笑

 

やはり、

強制では人は動きません。正しいことでは人は動きません。

自分で気づくための工夫が必要なのです。

 

いつも先生に教えてもらうというところから少し見る角度を変えて、

同じ生徒がどんな解き方をしているのか、どんな癖があるのかを認識させます。

 

そこで気づいた他人の癖をどんどん書き出して発表させます。

どんな書き方をしたらどんなミスが起きやすいのか。それをなくすためにはどんな書き方をすればいいのか。

その出た意見について皆で議論し、自分が今すぐ取り入れられる工夫を一つに絞ります。

 

 

人のことなら、良いところも悪いところもわかるものです。

その工夫を取り入れたうえでもう一度同じ問題を解きます。

その癖をなじませたうえで類題をいくつか解かせます。

そのようにして他の問題でもミスなく解けるように

再現性のある解き方

を身に着けさせることを意識して授業をしました。

 

やはりまだまだ大きな気づきを言葉にするところまではいかず、こちらのサポートは必要でしたが、

とにかく、私の目からは生徒はいつも以上に楽しんで学んでいたように見えました(実際はどうかわかりません笑)


How?からWhy?へ

 

今の時代、

演算においては人間がコンピュータに勝つことはまず無理です。

コンピュータに解かせれば計算ミスなんて絶対しませんから。

スピード、正確性、持久力、どれをとっても人間に勝ち目はないでしょう。

 

フォーカスゴールド竹内先生のお言葉をお借りすると、

これからの入試問題は「How型からWhy型」に移行します。

当然の流れです。

 

どのようにして解くのかではなく、なぜそうなるのか。

これまでは、「マイナス×マイナスはプラス」というやり方を知っていればOK

これからは、「なぜマイナス×マイナスはプラスなのか?」を考えられるように。

 

そのために今までの勉強のやり方、

つまり量で解決するというアプローチから脱却しなければいけません。

 

SSグループでは今、瞬学(しゅんがく)というアプリを開発しています。

この夏、中3生を対象に先行リリース。

その大きな目的の一つがこの量から質への転換です。

 

子どもたちを、非効率で退屈な勉強から解放し、

本当に大切なことに時間を使えるように。

 

まだしばらくは夏期講習も受付しています。

ご新規の方も是非お問い合わせください。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今日も一日、スペシャルな時を。
Peace,Unity,Love,and Having fun!

 


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