「Have to目標」ではなく「Want to目標」


皆さまこんにちは。

SSゼミナール寝屋川校原田です。

 

7月も本日で終了。

梅雨明け後、本格的な暑さにダウンする生徒や講師もちらほら。

部屋と外との寒暖差にはご注意くださいね。

 


自立と限界突破

 

この夏から寝屋川校では、スタディコーチという新たな企画を行っています。

(※寝屋川校だけの特別企画です。他の校舎では行っておりませんのでご注意ください。)

 

生徒1人に1人メンターをつけ、週に1回、1対1でMTGを行います。

そこでは具体的な教科の指導をすることはありません。

 

話合う内容は「vision」と「action」

vision:自分はどうありたいか、どうなりたいか

action:理想の自分になるために、目標を達成するために具体的に何をすべきか

について深く深く対話をする時間です。

 

スタートして2週間が経ちますが、生徒だけでなく、講師も、

そして教室全体が良い雰囲気になってきたように感じます。

 

 

目的は2つ。

「自立」と「限界突破」

 

自立とは自分で考え、行動すること。

目的を考え、目標として言葉にする。その目標を具体的な行動計画に落とし込む。

人に言われたからやる、みんなやっているからやる、というのではなく、

自分はどうなりたいのか、「自分」を主語として考え、なんでも自分で決める練習を積む。

 

講師の方から「こうしなさいああしなさい」ということはしません。

最終的には全て本人が決断していきます。

 

 

もう一つは限界突破。

人は過去の経験から、自分の限界に蓋をしてしまいます。

 

有名な話ですが、

ミジンコにコップを裏返しに被せると、最初は高く飛ぼうとして何度も天井(コップの底)に頭をぶつけます。

次第に何度やっても無理だと学習し、コップを取った後もコップ以上の高さまで飛べなくなってしまいます。

 

人間も同じで、

例えば過去に英語の試験で30点しか取れなかった子に対して、

「もし神様が現れてあなたが望む英語力がつけられるとしたら、どれくらい英語ができるようになりたい?」

と質問しても「70点くらいは取れるようになりたいかなぁ」といった回答しか返ってきません。

なぜ「もちろん100点!」「目をつぶっても取れるレベル!」という回答が返ってこないのでしょうか。

 

もっと言えば、

「外国人と会話できるようになりたい!」とか、

「英語だけじゃなくて5か国語マスターしたい!」という回答があってもいいと思いませんか?

 

その見えないコップを取り払うことがもう一つの目的です。


Have to ではなく Want to

visionといっても今までそんなこと考えたことない、という子がほとんどでしょう。

 

いきなり「あなたのビジョンは何?」という質問に対して明確に答えられる生徒はまずいません。

(ちなみに今これを読んでくださっているあなたのビジョンは何ですか?)

 

なので生徒の過去にフォーカスし、今までどんな経験をしてきたのか、今までで一番嬉しかったことは何のか、逆に悔しかったことは何なのかなど、その生徒の価値観やそれがかたちづくられた背景を、丁寧に掘り下げていくことから始めます。

 

ビジョンをある程度言葉にできれば、その次にそれを実現するための目標を決めていきます。

そこでは、なるべくhave toの目標ではなく、want toの目標になることを意識しています。

 

話をしていると多くの生徒が、

目標=have to目標と捉える人が非常に多いと感じます。

 

例えば、

「なぜあなたは大学受験を目指すの?」

→「高卒だと十分な生活ができないから。」

 

「なぜあなたは勉強するの?」

→「将来困らないようにするため」

 

全部、〇〇しなければいけないから。

という理由です。

 

なぜhave to目標ではだめかというと、

義務感ではがんばりきれないからです。

 

そして多くの場合、

その理由にはどこか“言わされてる感”があり、自分の意思がそこにはないのです。

世間的にはこうあるべきだから、大人たちは皆そう言ってるから。

そういうレベルで言っているので、その言葉には心が伴っていません。

そんな状態で、がんばれるはずがないのです。

 

今、「教育虐待」という言葉をよく耳にしますが、

それは子どもたちの気持ちを無視して、親や先生が望む未来や価値観を押し付けているから起こっているんだと思います。

 

まずは心のコップを上向きにしなければ、どれだけ水を注ごうと思ってもこぼれてしまいます。

 

例えば、

授業をしていても先生が「ここポイントやから覚えなさい!」「宿題はここからここまでやるように!」と、言わなければやりません

最近の子?は素直な子が多いので、やれと言ったことはちゃんとやってきます。しかし、それ以上のことはやりません。もっと言えば、それをやる目的は何か?もっと良い方法はないのか?ということは考えません。

 

宿題はやっても丸付けはしない。

指示されたページが終わったら、次の指示があるまでボーッとしてる。

そういうことはよくあります。

 

「なんでやらないの?」と聞くと、

「だって先生がやれって言わんかったもん」

この言葉を何度聞いたことか。

 

ほぼ全ての子がゴールがどこかも分からないまま、

「よーいどん!」の合図に反応してスタートしたというだけ。

とりあえず隣の子がこっち向いて走ってるから自分も走ろうか、ぐらいなもんでしょう。

(そもそも走っているのか、、?)

 

逆に「want to」の目標が見つかれば、

周りがいちいち言わなくても勝手に走り出します。

「想像するだけでワクワクする!」「今までにない自分に出会えそう!」

どんな子であっても、

そういう目標を心に秘めているはずだと思います。

 

そこをうまく引き出してあげられるか、全てはそこからだと思います。


 

昨日、国語が嫌いな理系男子の高校生Y君がこんなことを口にしていました。

「オレの卒業までの目標の一つはな、K先生(数学嫌いな国語の先生)に数学の楽しさを伝えることや!」

 

K先生「よし、わかった!できるもんならやってみぃ!笑」

 

周りにいた講師陣からは

「おい、Y!それもしかしたら東大の数学解くより難しいかもしれんぞ!笑」

 

非常にほほえましい光景でした。

 

まだ走り出したばかりで全てがうまくいっているわけではありませんが、

徐々に、ビジョナリーな方向に全体が向かっていっていると感じます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今日も一日、スペシャルな時を。
Peace,Unity,Love,and Having fun!
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オススメの本などあれば是非教えてください!

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